九州縦断13~SL人吉・車窓編~
前回 の続き。SLは人吉駅を出ると渡、一勝地、白石、坂本、八代の順に停車し、八代から鹿児島本線に入り新幹線の乗換駅である新八代に停車、終点熊本まで2時間40分の汽車旅です。
一勝地駅
最初は一勝地駅。停車時間が5分ほどあり、駅舎を見学。縁起のいい駅名。
時代が近いので似たような駅舎になります。この駅ではなんと切符も買えるみたいです。
一勝地駅を出たところでやっと嘉例川駅で購入したお弁当をいただきます。和風の弁当が汽車旅にピッタリ。味はしっかりしているけど疲れるほどではないおいしいお弁当でした。
白石駅
次の停車駅は白石駅。
木の柱と客車。いいねえ。
駅舎を見に来る人は少なめだったかな。SLに限っては、車両の方が人気でした。
ホームは2本あり、行き違いのできる駅。
白石駅を出ると列車はしばらく止まりません。その途中で何度か球磨川を渡りますが、そのなかでも一番大きな橋梁が球磨川第一橋梁。鎌瀬駅のそばです。写真は渡っている途中。これは外から見るのがいいのでしょうね。
この橋梁も7月の豪雨で流されてしまったそう。100年以上耐えてきた橋梁が流されるというのも、ものすごい雨だったんだと感じます。
坂本駅でも駅舎見学の時間が設けられていますが、木造駅舎ばかり見てきたので降車せず、前回載せた展望スペースに行きました。
熊本駅到着
人吉から3時間弱、終点熊本駅に到着。
機関車の吐くすすで客車の一部はこんなにも真っ黒になっています。やはり白い服を着てのSL乗車は避けた方がいいのでしょう。
降車して車両を見ているとなんだか後ろの方が騒がしく。みてみるとDE10がやってきていました。これからDE10けん引で熊本車両センターまで引き上げるみたい。
DE10を間近で見たのははじめてかも。短い方のエンジンが詰まっていないボンネットがかわいらしい機関車です。黒色塗装はななつ星に合わせたものらしく、国鉄塗装のDE10は九州にはもういないんだとか。
SLは大井川で一度乗っているので2回目ですが、今回は乗車時間も長かったのとSLがフルパワーで走ったのと途中駅見学で観光列車として楽しめました。ただ、人も多くあわただしかったので、客者旅を感じるのは難しかったかな。
島原へ
熊本駅。ですが今晩の宿泊地は熊本ではありません。
熊本港からフェリーに乗て島原へ。フェリー乗船者専用の送迎バスが熊本駅から出ているので便利です。キリンと夕焼けがきれい。
フェリーの乗船時間は45分ほど。島原港に着きます。
島原での夕食。居酒屋で刺身と雲仙ハムとにゅうめんを頂きました。
温泉とおいしい食事でいい気分。
3日目はこれで終わり。4日目は海沿いの路線を2本。