前回 の続き。島原鉄道の列車は諫早駅に到着。干拓問題で有名な諫早ですが、この駅はJR長崎本線とJR大村線、島原鉄道の3線が集まるところ。今回は大村線のほう。

大村線

大村線は諫早駅と早岐駅を結ぶ路線で、列車の多くは長崎駅~佐世保駅で直通しています。途中には長崎空港の最寄り駅である大村駅やハウステンボス駅があり、街も多いので乗客はそれなりにいます。

現在の長崎本線(肥前山口~諫早~長崎)ができるまでは、現在の佐世保線とこの大村線を通る肥前山口~早岐~諫早~長崎のルートが長崎本線でした。

現在建設が予定されている長崎新幹線も、新鳥栖で別れて佐世保線、大村線沿いを通る計画で、武雄温泉~長崎間はすでに建設が始まっており、ところどころ高架が見えます。でも、長崎新幹線なんて必要なのかな?今の特急かもめで十分な気がしますね。

キハ66

キハ66 そして大村線の主力車両がこのキハ66系気動車。見た目はキハ40と同じ顔ですが、エンジン出力も大きく、車内はボックスシートではなく転換クロスシートで当時の急行車両並みの設備を備えています。ですが、その設備が過剰であったためそんなに数はつくられず、現在は全車大村線を走っています。

そして製造から40年以上経過するので、新型ハイブリッド気動車のYC1系への置き換えが決まり、2020年3月から廃車が始まりました。

国鉄急行色は2編成、ハウステンボス色は1編成しかいないので、貴重な並びかもしれません。

トップナンバー

おや、トップナンバー。

ハウステンボス

ハウステンボス色。派手です。

シーサイドライナー

こちらはシーサイドライナー色。ほとんどはこの色です。大村線の快速にはシーサイドライナーという愛称がつけられています。

ロゴ

諫早駅から乗車し、松原駅を越えたぐらいから、車窓に真っ青な海が広がります。

千綿駅

海が見えてきてから最初に停車する駅が千綿駅。ここで下車。

ドア

ホームに立って列車のドアを写すと、向こうに海が。

千綿駅

去り行く列車。何てすばらしい場所にあるんでしょう。

駅舎

千綿駅は海の見える駅、そして夕日の綺麗な駅として有名で、この日も多くの人が訪れていました。駅舎は改築したもので、中にはカフェが入っています。メニューはカレーだけで、ここでお昼ごはんと思ったのですが順番待ちがなんと10組!さすがにあきらめました

駅名標

駅名標。

国鉄色と青い海

しばらくすると、長崎行きの列車がやってきました。国鉄色と青い海、最高の組み合わせ。

かっこいい

ステンレス車ではこの雰囲気を出せませんよ。秀逸なデザインだと思います。

海

ホームから遮るものなく海を眺められる幸せ。大村湾は内海なので、よっぽどのことがない限り荒れません。

窓を開けて

佐世保行きの列車が来たので乗り込みます。こちらは発車してしばらくの地点で車内から。窓をあけて潮風を感じながらの移動は至福の時間。

早岐駅

早岐駅に到着。列車はここで進行方向を変え、終点佐世保まで走ります。早岐も昔は客車区があったそうで、鉄道の要衝でした。

ハウステンボス色

一度外に出て昼食をとり、ここまで一緒に行動してきた友人と別れまたホームに戻ってくると、ハウステンボス色の車両が2つ並んでいました。左が783系特急ハウステンボス、右がキハ200系快速シーサイドライナー。

この快速に乗り、大村線を南下します。

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