九州縦断18~大村線・夕刻の千綿駅~
前回 の続き。再び千綿駅です。
千綿駅
時刻はは17時過ぎ、日はだいぶと傾き、ホームにもオレンジの光がさしてきました。
ポストと木造駅舎。
黄昏時の海と語り合う人。偶然ですけど、いい絵です。
長崎方面行きの列車がやってきました。キハ200系3両です。
悪くない車両です。塗装って大事。
さて、空も赤くなってきました。もうちょっと人がいるとそれはそれでおもしろい絵が撮れるかなと思っていたのですが、この日はほとんど人がいませんでした。
というのも、めったに荒れることのない大村湾が大荒れだったのです。波が岸壁に当たりそのしぶきはホームまで飛んでくるほど。地元の方も台風ぐらいでしかこんなことにならないとおっしゃっていました。
千綿駅は 快速停車駅ではありません 。昼間はほとんど 区間 快速なので停車しますが、朝夕の快速は通過。
こちらは諫早行きの快速。新型車両のYC1系でした。
佐世保行き快速。国鉄色キハ66だったので、ツイてました。
素晴らしい夕日と海。もう少し波が穏やかであればと思いますが、いい駅です。
YC1系
さて、日も沈んだので本日の最終目的地・佐世保へ。佐世保行きの普通は新型車両のYC1系。イカ釣り漁船やデコトラなんて言われるこの電飾、とにかく派手です。
派手なのはライトだけでなく車内も。基本白ですが細かい柄が入っています。通勤電車まで観光列車みたいにしなくてもと思うのですがね。そしてロングシートかつ窓はあかないので、今までのように窓を開けて潮風を浴びるなんてことができなくなります。
佐世保駅に到着。乗り心地はというと、ハイブリッド気動車ということで、ディーゼル発電機で発電した電気を利用して走るため、電車よりも静かです。
YC1というのは、「やさしくてちからもち」の頭文字だそう。今までこんな形式名のつけ方はあったのでしょうか?というよりこれでいいのか?って感じです。
新型車両は静かで乗り心地も良し、ですが座席は以前より少ない。クロスシートじゃなくなったので旅行者からは不満が出るでしょうが、地元の利用者はどうでしょう?
新幹線が開通した暁には並行在来線としてJRから切り離され、第三セクターになると思われるので、おき土産のようなものでしょう。