前回 の続き。最終日の5日目。午前中は宿泊地の佐世保を散策。

佐世保鎮守府

佐世保といえば海軍のまち。ここは明治時代に軍港が置かれた4つの都市のひとつで、佐世保鎮守府と呼ばれています。鎮守府は日本に4か所置かれ、他は舞鶴、横須賀、呉。これら4つまとめて日本遺産に認定されています。

旧佐世保鎮守府凱旋記念館

こちらは旧佐世保鎮守府凱旋記念館。佐世保鎮守府の象徴となっている建物です。大正時代の建築で、海軍の催し物に利用されていました。現在は市民文化ホールとして利用されています。

佐世保ドック

佐世保の街の海沿いは、米軍の基地と巨大なドックが並んでいます。この有名な佐世保ドック、日本海軍があったときは戦艦を製造・修繕していましたが、戦後は佐世保重工業という会社の施設となっています。商業船から海自の船、米海軍の船などさまざまな船を修繕したりしています。

クレーン

佐世保ドックの顔ともいえる巨大クレーン。街中から見えます。ですがこの佐世保ドック、市街地からはかなり離れており、歩いて端まで行くと30分以上かかります。まあそれも知らず荷物を背負って歩きましたけど。

佐世保ドック

この文字がたまらん。

佐世保ドック

建造中でしょうか。クレーンが乱立するごちゃごちゃしたこの感じ、すごいいいです。

ちきゅう

SSKバイパスと呼ばれる道を歩き、端の方までやってくるとひときわ高い青い塔が。こちら、海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」!!!

まさかこんなところで出会えるなんて思いませんでした。調べてみると検査や修繕のためドックに入っているとのこと。検査は5年に一度なので、この様子が見られるのはとても幸運なこと。

また、以前は長崎港で検査をしていたそうですが、長崎港の入り口に橋がかけられたことにより高い塔をもつこの船は入港できなくなり、佐世保で検査を実施することになったようです。

ちきゅう

クレーンよりも高い塔、海底探査のドリルが入っています。

歩くと遠いですが、ドック沿いを歩いてよかったと思っています。フェンス越しでもこんな景色が見られるなんて。

さて駅まで戻ろう、バスに乗ろうと思ってバスの時刻表を見ると30分以上来ない…仕方なく同じ道を歩いて戻りました。

佐世保のまち

トンネル横丁

市街地に戻ってきました。こちらはトンネル横丁という横穴式の防空壕を利用した店が並ぶところ。

五番街

させぼ五番街。駅前にある商業施設で、きれいに整備されています。

佐世保バーガー

佐世保バーガーも一応食べておきました。佐世保バーガーといっても、定義は地元の食材を使うことと、その都度焼くこと。店によっていろいろあるようです。

港

五番街の向こうは公園。港の公園がある街に住むのが夢だったり。

佐世保駅

佐世保駅

昼過ぎ、佐世保を離れます。

窓枠

駅舎の窓をホームより。海がキレイ。

みどり

783系特急みどり。佐世保~博多を結ぶ特急です。

783系

この車両、なんとドアが車両の中央にあり、1両がA室とB室に分かれているという変わった作り。

佐世保線の列車に乗り、次は武雄温泉へ。

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