九州縦断2~肥薩線・大隅横川駅~
前回 の続きです。嘉例川駅から吉松行の列車へ乗車し、次に降りたのが大隅横川駅。こちらの駅も嘉例川駅と同じく明治時代に建てられた開業当初の駅舎がある駅。
大隅横川駅
写真の右側にも列車が見えます。そう、この駅は行き違いできる駅なのです。
駅舎は嘉例川駅と同時期の明治36年(1903年)開業当時のもの。雰囲気が似ています。
駅名標。多分古いものですが、背景が青くないものははじめて見ました。
背景をぼかして撮ってみました。ええ、これはなんとminoltaのフィルムカメラで撮影したもの。1960年代前半のレンズとカメラでしたが、恐ろしく良く写るんですよ。
駅舎全景。駅前は広々としていて、町があります。旧・横川町の中心駅だそうです。
この駅の話をするうえで外せないのが、太平洋戦争末期、周辺一帯が空襲で被害を受けていること。駅舎には米軍機による機銃掃射のあとが残っています。
こんな田舎でも空襲はあったのです。平和な時代に感謝ですね。
もともとは有人駅だったため、駅員室や窓口跡もあります。
駅員室だったところは地元の方々が製作したものを展示するギャラリーになっており、3月はひな人形が飾られていました。
鹿児島中央方面ホームに立っていた駅名標。フォントが国鉄のそれです。
列車を待つ。
1時間ほどすると、吉松方面行きの列車がやってきました。