前回 の続き。門司駅からふた駅、鹿児島本線の起点、門司港駅にやってきました。

門司港駅

門司港駅は1891年に開業、1914年に現在の位置に移転した九州の鉄道の起点となった駅で、関門トンネルができるまでは連絡船による本州との連絡駅でもありました。

駅舎やホーム上屋は移転当時のもので、重要文化財に指定されています。ちなみに、駅舎で重要文化財というのは東京駅丸の内駅舎、旧大社線の大社駅しかありませんの。

ホーム

ホーム

広いホームと大きな木造の上屋。電灯も傘つきの白熱電球風のものなので、レトロそのもの。

こちらの駅、訪れるのはこれで3回目になりますが、夜に来たのははじめてです。明るい時とはまた雰囲気が変わります。

駅名標

ゆるいフォントの駅名標。このデザインも国鉄時代のものです。それにしても、駅名標が明るすぎて写真を撮るのは難しいです…

駅舎

入口

駅舎入口です。左に見えるのが改札になります。

入口

窓口跡には自動券売機が仕込まれています。リニューアルして1年ちょっとなので、100年近くある駅舎とは思えないほどきれいになっています。

駅舎を正面より

ライトアップされた門司港駅舎。戦前の建築らしい凝った装飾と左右対称のデザイン、ライトアップされると昼間とはまた違った姿を見せてくれます。 正面向かって左はみどりの窓口、右にはスターバックスが入っています。しっかり建物に溶け込んでおり、駅舎の活用方法も間違っていないように思えます。

貴賓室

廊下

駅舎二階には旧貴賓室とレストランがあります。

旧貴賓室

こちらが旧貴賓室。ホームを見下ろせる位置にあります。

一度目はリニューアル工事中、二度目はリニューアル後ですが昼の短時間しか見られなかったので3度目の訪問となったわけですが、何度でも訪れたい駅舎のひとつです。

熊本へ

にちりんシーガイア

さて、門司港から熊本へ帰ります。みんなの九州きっぷはJR九州しか使えないため、JR西日本の路線である山陽新幹線の小倉~博多間は使えません。その代わり、在来線である鹿児島本線には大分方面からやってくるソニック等が博多まで走っているのでこれに乗車。ちょうど1日に2本しかない、宮崎からやってきた「にちりんシーガイア」に乗車できました。

博多駅にて

小倉~博多は1時間弱、博多駅では、長崎行のかもめと連絡しています。かもめに使われる883系、こうして横から見るとヨーロッパの高速鉄道のようなデザインです。

この後、熊本までは九州新幹線に乗車し熊本まで戻り2日目終了。みんなの九州きっぷは2日間有効なので、この日までとなります。5000円でこれだけの移動できるなんて、すごいきっぷです。

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