みんなの九州きっぷ7~豊後竹田・岡城跡~
前回 の続き。特急あそぼーい!に乗ってやってきたのは豊後竹田。
豊後竹田の駅舎は瓦屋根の蔵風デザイン。
岡城跡
豊後竹田といえば岡城跡。「荒城の月」のモデルであるとともに、非常に規模の大きい山城でもあります。
現在残る石垣は岡藩の城主・中川氏の居城としてつくられた時の石垣で、建物は明治の廃藩置県で取り壊されました。
駅からは街中と坂道をのぼって歩き20分ほどで行けます。一応駅からの路線バスもあるみたいですが、本数はとても少なく、土休日は運行されていないそうなので、駅から訪れる場合は歩くかタクシーに乗るかしかありません。
入口は駐車場になっており、そこで入場券を購入します。大人一人300円。そしてこの入り口からも山をどんどん登っていき、城跡すべてを見てまわろうとすると2時間ほどかかるそうです。
もとが標高の高いところであり、そのうえ登ってるのでとても高いところに来たように思えます。
大手門をくぐって見えてきた景色が、有名なカットでしょうか。森から生えてきたかのような石垣と広い空、遠くに見える高い山々。山城ならではの素晴らしい風景です。
こういうのを見ると、よくこんなものを作ったなつくづく感心させられます。当時はここに建物もあったというのですから驚きです。
本丸前の門あと。石垣がキレイに残っています。
本丸からの眺めはよりいっそう開けていて、北にはくじゅう連山、西には阿蘇の山々を見渡すことができます。
本丸には「荒城の月」の作曲者、滝廉太郎の銅像もあります。
天満神社という小さな社をもつ神社もあったりします。
観光客向けのコースは入口から本丸を歩くコースで、往復訳40分ほどで見てまわれます。
ですが、そのコースから離れて歩き回ってみると、あまり整備の行き届いていない本物の「荒城」も見られます。今回は時間の都合上、すべてを見ることはできませんでしたが、山城の魅力をたっぷり感じることができました。
豊後竹田の町も、駅南側の平地は一部観光向けに整備されています。
駅前には小さな庭園まであります。
こちらでの滞在時間は3時間ほど、次は普通列車に乗って大分まで行きます。豊肥本線の宮地~大分の特急は1日2往復ほどしかないため、普通列車での移動がメイン。豊後竹田~大分はおおよそ1時間に1本はあるので、十分使える感じです。
大分駅
豊後竹田駅から1時間半ほどで終点・大分駅に到着。
おや、特急ソニックの883系と国鉄形の415系が並んでいます!
スマートな流線形のJR特急と四角く無骨な国鉄形。