前回 の続き。きらきらうえつの終点、酒田駅では無料で自転車を借りることができます。酒田は江戸時代の西廻り航路、東廻り航路の起点であり、海運で栄えた街です。

酒田駅

山居倉庫

山居倉庫

駅から最初に向かったのは山居倉庫。自転車で10分もかかりません。おそらく酒田で一番有名な観光スポットです。

こちらは明治時代に建てられた現役の米倉庫で、そばには川がありここから庄内の米を全国に出荷していました。

ケヤキ並木

そして倉庫の裏には倉庫に当たる日差しを軽減するためにケヤキが植えられています。

現在ではこのケヤキと倉庫が観光の名物となっています。夏ならば葉の緑と強い日差しによる濃い影で涼しげな空間を生み出してくれます。

パインサイダー

倉庫の一部はお土産屋さんになっていて、そこで「やまがたパインサイダー」なるものを購入。ほぼ香料なんですが、暑いからかケヤキのかげで飲むサイダーは体に染みます。

日和山公園

日和山公園

次にやってきたのは日和山公園。酒田港のそばにある広い公園です。真ん中に写るのは木造の六角灯台、港町らしさが感じられます。

北前船

公園内には復元された北前船が(二分の一サイズ)。江戸時代に航路を整備した河村瑞賢の像もありました。

本間美術館

鶴舞園

次にやってきたのは本間美術館。江戸時代に酒田で大成功をおさめ、町政にもかかわった本間氏がつくった鶴舞園と、本間家に伝わる美術工芸品を展示した美術館。

江戸時代は庄内藩主酒井氏の休憩所、明治以降は要人の宿泊地としても利用されたそうです。

清遠閣

建物は清遠閣とよばれるもので、基本和風ですが大正時代に改修された箇所もありモダンなつくりになっているところもあります。

酒田駅

酒田駅

3時間程度みてまわり、酒田駅に戻ってきました。

フルーツ牛乳

この駅で折り返しの列車も多いため、構内は広め。特急いなほに使用されているE653系もいました。誰が言ったかフルーツ牛乳色、なかなか似合っています。

701系

秋田まで乗るのはこれ。そう、東北では必ず見るといわれる交流型電車、701系です。

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