前回 の続き。

三厩駅から乗車した列車を津軽二股駅で下車。 津軽二股

奥津軽いまべつ駅

津軽二股駅で降りたのは、この駅のすぐそばに北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅があるから。

そして奥津軽いまべつ駅前からは津軽半島の西側にある津軽鉄道の津軽中里駅へ向かうバスが出ており、そちらに乗車するため。

奥津軽今別駅

田舎にいきなり巨大な駅があらわれます。利用客数は新幹線の駅の中で最小ですが、青函トンネルの入り口にあたるので緊急時の乗降場などといった意味合いもあるみたいです。

三線軌条

左端が津軽線、真ん中は線路が三本あります。

新幹線は標準軌という広めの線路幅、在来線が狭軌という狭めの線路幅で、青函トンネルは在来線の貨物列車も走るため両方の列車が走行できるように線路が三本敷かれています。

高架の部分が新幹線で、下が貨物列車。この先で線路は合流し、青函トンネルに入っていきます。

駅名標

せっかくなのでご当地入場券を購入して駅構内に入ってみました。この駅は青森県にありますが、新青森~新函館北斗はJR北海道の管轄なので、JR北海道の駅名標。

はやぶさ

数少ないこの駅停車の列車がやってきました。乗降客は数名、日本一さみしい新幹線駅ですよね。

北海道新幹線も今のままでは中途半端なので、作ってしまったからには札幌まで早く延伸すべき。

この後、津軽中里駅行きのバスに乗車。本数は少ないですが1200円で津軽半島を横断でき、周遊にはもってこいです。

ですがこの日の乗客は自分含めわずか2人…これは廃止もやむなしかな…

津軽中里駅

津軽中里

乗車時間は1時間ほど、津軽中里駅に到着しました。津軽鉄道の終着・始発駅です。

津軽鉄道は五所川原市の津軽五所川原駅と中泊町の津軽中里駅を結ぶ私鉄。私鉄としては日本最北に位置しており、冬季運行のストーブ列車で有名です。

津軽21

全線非電化で車両は津軽21形という気動車。そう、日本全国で見られる新潟鐵工所の標準気動車です。

塗装はオレンジに緑が基本。こちらは「走れメロス」号でした。津軽鉄道の沿線である五所川原市金木は作家・太宰治の出身地であることから、太宰さん関連のものが駅や車両の随所に見受けられます。

この車両のほか、イベントやストーブ列車ではディーゼル機関車けん引の旧型客車も運行しています。

転車台

転車台もありますが、現役なのでしょうか?

とりあえず津軽中里駅から太宰さんの生家がある金木駅まで乗車します。所要時間は30分というところでしょうか。

金木駅

金木駅

金木駅に到着。列車は金木駅でほぼ必ず行き違いをします。そして金木~津軽中里は自動閉塞ではないので、タブレット交換が行われます。

タブレットというのは通行手形みたいなもので、それを持っている列車のみその区間に入れるというもの。単線で列車が正面衝突しないようにするためです。

交換の様子を撮りたかったのですが忘れてました…

金木駅

太宰のふるさと。

次回は太宰治の生家、斜陽館を訪れたときのこと。

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