前回 の続き。津軽鉄道でやってきたのは五所川原市。青森といえばねぷた(ねぶた)祭りで有名で、五所川原市でも祭りは行われています。

立佞武多の館

青森や弘前のねぷたは横に広いものですが、五所川原のものは縦に長く、高さ20mを超える立佞武多(たちねぷた)と呼ばれるねぷたが特色です。

その立佞武多を保管、製作するとともに展示している施設が立佞武多の館。五所川原駅から徒歩10分ほどのところにあるひときわ高い建物です。

立佞武多の館

この建物の高さがそのままねぷたの高さとなります。

ねぷた

ねぷた

展示室に入ると、三体の立佞武多が出迎えてくれます。それにしても、想像以上に巨大です。

三体というのは、直近の3年間で製作されたもので、祭りの日にはその年の新作1台と過去2年分の計3台が町に出てきます。

こちらの立佞武多、明治時代にはじまったものですが、大正時代にはねぷたの小型化が進み、戦後に起こった大火で設計図が失われるなどして巨大なねぷたは姿を消していました。

ですが平成になって設計図が発見され、たちねぷたを復元しようという動きになり、1998年に復活したということです。

この展示室は、周囲にスロープがあり、背の高いねぷたを間近で見られます。

ねぷた

絵葉書にできそうな絵です。こちらは2018年に製作されたもの。

かぐや

かぐや

かぐや

これらは2019年に製作された「かぐや」。近くで見ると作りこみがすごい!これらすべて手作業で、竹で枠を組み、和紙を貼り、色をつけていきます。

こうして本物をみると、祭り本番も一度みてみたいものです。2020年は新型コロナのせいで開催されなかったので、来年行けたらいいなあ。

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