静岡レトロ私鉄9~天浜線・西気賀駅、気賀駅~
前回 の続きとなります。今回は文化財駅舎のうち、西気賀駅と気賀駅についてです。
気賀駅
最初は気賀駅。赤い幕に覆われていますが、これは井伊の赤備えにならっての装飾のようです。というのもこの気賀駅、「おんな城主直虎」という大河ドラマの舞台でもある井伊谷の最寄り駅だそうで、そのときに飾ったものです。
また、こちらの駅舎にも中華屋が併設されています。
こちらは上屋。木造というのがわかりやすいもの。
改札口。いい雰囲気。
縦型駅名標も備わっています。
列車がやってきました。「柱のうちがわでおまちください」、ひらがなの字体がかわいらしい看板。
西気賀駅
次は気賀駅の西隣、西気賀駅です。こちらも木造モルタルの駅舎ですが、少しかさ上げされています。また、こちらの駅舎には洋食屋さんが併設されています。
駅名看板。国鉄時代のものでしょう、「西」の字が独特の書体。
待合室はこんな感じ。秋晴れの気持ちい日でした。
この駅は2面2線で行き違い可能な駅、掛川方面ホームにも待合室があります。そしてこの小さな待合室も文化財の一部なのだとか。
駅名標はいたるところにあります。「リコー」の宣伝が入っているのも良い。
この待合室も座ってぼーっと列車を待っているとなかなか良いものです。
併設の洋食屋さんで昼食をとった後、しばらくすると列車がきました。1時間に1本なので、行ったり来たりするといろんな駅をめぐることができます。