東京散歩8～旧岩崎邸庭園～
正門から坂を上っていくと、広い芝庭と洋館があります。庭園とはいってもメインは岩崎邸の建物だと思います。西洋風のこの建物、明治29年（1896年）に完成したもので、三菱の始祖である岩崎彌太郎の長男、岩崎久彌の本邸として造られました。設計はかの有名なお雇い外国人のジョサイア・コンドル、三菱1号館とかで有名ですね。コンドル設計の建物を調べていると、岩崎・三菱と関わりのある建物が多くあります。
最初は玄関ホール。
部屋ごとに天井や壁紙が違っていて、この部屋の天井は布張りで、刺繍が施されています。
こちらは暖房器具。AMERICAN RADIATOR.COと書かれています。外国製の暖房器具なんでしょう。
階段の柱です。英国のジャコビアン様式というものだそう。
2階バルコニー。柱がたくさん並んでいます。クリーム色というのかこの色、明るくていい感じです。
2階のとある部屋。
この洋館ですが、実際はプライベートな迎賓館みたいな使い方をされていたようで、岩崎さんたちが住んでいたのは隣にある和館の方みたいです。
洋館の外観。柱と窓が多い印象。
洋館の隣には小さな建物が建っていて、ビリヤード場になっています。洋館とは地下通路でつながってるそう（非公開）…
玄関口の塔です。この建物のシンボルですね。
建物ひとつでしたが、しっかり楽しめました。都立の文化財庭園はこれ含めて9つあるそうなので、他も調べて見てみたいです。
こちらは庭園を出てすぐに見えたマンション。整然と並ぶ窓と室外機が気になったので撮ってみました。高さといい少し古いのといい、東京っぽい感じがします。